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アイテム
日中韓域内の農食品国際物流に関する現状分析と提言 -韓国諸港湾を中心に-
https://agi.repo.nii.ac.jp/records/112
https://agi.repo.nii.ac.jp/records/1128b9b08c7-e4d1-490a-baa3-e2ad49f1bcd9
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | ワーキングペーパー/Working Paper(1) | |||||
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公開日 | 2015-12-24 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 日中韓域内の農食品国際物流に関する現状分析と提言 -韓国諸港湾を中心に- | |||||
言語 | ja | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_8042 | |||||
資源タイプ | working paper | |||||
著者 |
具, 京模
× 具, 京模 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 日中韓の3ヵ国は、地理的にも経済的にも密接な関係を保っている。最近、中国の急速な貿易増大に伴う経済成長は国内市場を拡大させ、農食品に対する国民の安全と品質の意識を高める土壌になっている。一方、日本と韓国の両国は、農食品の生産および流通に高い品質を維持しており、今後も海外需要に対応するために品質の高い商品を積極的に開発・生産している。 従来まで、工業品の貿易拡大や工業製品の国際物流に関する関心が偏りすぎて、農食品の輸出問題や農食品に必要な国際物流システムについては疎かったことも事実であろう。したがって、本研究では、ますます日中韓3ヵ国の域内市場機会が大きくなっている現状を踏まえて、今まで疎遠されていた農食品の国際物流を活性化するために積極的に対応する必要を認識している。 本研究の内容は、まずは日中韓の農産物と食品製造業の経済産業分析を行う。次に日中韓3カ国間の交易状況と農産物交易依存度を分析する。ここでは東アジア地域まで広げた農産物交易依存の関係を捉える。なお、韓国の主要コンテナ港湾の農食品物流を調べる。具体的に農林水産物の外貿コンテナ取扱実績とHSコードによる農食品品目の外貿コンテナ取扱実績について、主に釜山港の国際物流活動を分析する。最後に、以上の分析結果を踏まえて、日中韓の農食品国際物流を活性化する上で可能な物流ビジネスの案を提言したい。 主な研究対象が韓国の釜山港ではあるが、海上コンテナ輸送における日中韓3ヵ国の物流拠点を目指す港湾もしくは港湾背後地についても、本研究が提言するつもりの案は参考になれると思う。但し、日中韓3ヵ国、さらには東アジア地域で港湾競争力の指標、例えば港湾利用費用、航路数、スケジュール、背後団地の賃貸費等で釜山港のメリットは、優れていることを否定できない。本研究の提言を実現する際に、充実なインフラを備えて、他の制約条件がなるべく少ない対案の一つが、まさに釜山港であると確信する。 釜山港は、農食品国際物流のビジネス機会を獲得する戦略として、日本向けの商品及び2次加工製品の輸出物流を、中国及びアメリカからの原材料及び1次加工品の調達物流を効率的に支援できる物流拠点サービスを提案する必要がある。なお、東南アジア国との交易が成熟してきており、原材料の調達と商品の販売のバランスが取れているので、ASEANとの自由貿易協定を結んでいる中国と日本との間に釜山港が中継できる物流ビジネス・モデルを探ることも重要である。さらに、日中韓における農食品国際物流の将来需要を先に勝ち取る上に、中国の巨大な地域市場間に生ずる流通・物流の非効率を支援する準国内の流通センター機能を遂行するビジョンを持たないとならない。 |
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言語 | ja | |||||
書誌情報 |
AGI Working Paper Series 巻 2013-19, p. 1-24, 発行日 2013-07 |
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著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | NA | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_be7fb7dd8ff6fe43 |