@techreport{oai:agi.repo.nii.ac.jp:00000269, author = {岸本, 千佳司 and Kishimoto, Chikashi}, month = {Mar}, note = {本報告書は,公益財団法人アジア成長研究所(AGI)の研究プロジェクト「台湾におけるスタートアップ・エコシステムの研究(A Study of the Startup Ecosystem in Taiwan)」(2020年度実施)の成果である。 かつて台湾における起業支援体制は,新竹科学工業園区設立,税制等のハイテク企業優遇措置,ベンチャーキャピタル(VC)による投資促進,インキュベーションセンターによる事業化支援等の組み合わせから成っていた。近年は,アクセラレータやメンターネットワークによる短期集中型の起業家育成,VC に加えてエンジェルやクラウドファンディングによる資金提供,既存大企業との連携(共同開発,投資,M&A 含む)促進,および大学での起業家教育カリキュラム開設や各種イベント(ピッチコンテストや起業家同士の交流会)開催等による起業家マインドの称揚,そしてこうしたアクターや施策を高密度に集中・連携させた「エコシステム」の構築へと取り組みが進化している。本研究は,こうした台湾における近年のスタートアップ・エコシステムの発展メカニズムを解明することを目標とする。 ただし本プロジェクトの実施に当たっては,スタートアップ・エコシステムの全体像を一足飛びに明らかにすることは出来ず,当面は,その担い手である政府の起業支援政策あるいは官民のスタートアップ支援団体,とりわけアクセラレータの事例研究を地道に積み重ねることを方針としている。アクセラレータとは,メンター・投資家・専門家・協力企業・関連団体からなるネットワークを背景に,定期的な公募を通して選抜された複数の起業家チーム(通常十数~数十組程度)に対して短期集中型(数ヵ月程度)の育成プログラムを提供し,比較的短期間でビジネスモデルの構築・改良と事業化の実現を図る仕組みである。今回の報告書は次の 2 つの章からなる。}, title = {台湾におけるスタートアップ・エコシステムの研究}, year = {2021}, yomi = {キシモト, チカシ} }