@techreport{oai:agi.repo.nii.ac.jp:00000229, author = {韓, 成一 and Han , Sung-Il}, month = {Mar}, note = {本調査報告書は,公益財団法人アジア成長研究所(AGI)の研究プロジェクト「日中韓三国間の自動車部品貿易と物流の動向変化に関する調査研究」(2015 年度実施)の成果物として提出したものである。 本調査研究は,前年度に実施した「日韓自動車部品物流の動向変化に関する調査研究」プロジェクトの拡張版とも言える。すなわち,日本と韓国に続き,新興自動車産業国として飛躍的に発展している中国を研究対象として加え,東アジア域内3国間の自動車部品貿易動向の特徴および今後の展望について述べている。 最近の世界自動車産業界のグローバル事業展開,生産拠点のシフトなどによって,東アジア域内の自動車部品貿易動向に,以前とは異なる様々な変容が生じていると考えられる。 そこで本調査研究では,日中韓を対象に3国間自動車部品貿易の動向変化を計量的に分析し,その要因を明らかにすることを目的としている。本稿での調査分析結果によって,世界の自動車生産拠点,東アジア地域の部品調達の特徴を把握することが可能となり,日中韓3国の自動車および部品産業界に対する情報提供に繋がると期待している。 上述した研究目的を達成するため,本稿では,(i)日中韓3国間の自動車部品貿易統計分析,(ii)最近の自動車産業パラダイムの変化によって曖昧となってきた自動車部品の定義に関する再考,(iii)新定義に基づく主な自動車部品の貿易動向と変動について調査分析を行った。特に国際貿易統計の分析においては,世界標準の品目分類体系である HS コードを用いており,日中韓3国間自動車部品貿易の詳細(主力品目の抽出,貿易額の時系列推移など)が分かるように心掛けた。 最近の世界グローバル産業の中心に自動車産業が位置している。ところが,近年の自動車産業パラダイムの変化によって自動車部品の定義すら曖昧になりつつある現状である。 本稿では,既存の自動車部品の分類基準および定義について再考察を行っており,今時に考えるべき自動車部品の概念に基づいてより実質的な貿易動向分析になれるよう力を入れた。本調査報告書の結果が,自動車産業分野関連関係者にとって一種の情報源として活用されれば大変嬉しいことである。なお,日本の自動車および部品産業の生産・開発・貿易戦略において参考資料として活用されることを期待している。}, title = {日中韓三国間の自動車部品貿易と物流の動向変化に関する調査研究}, year = {2016} }