@techreport{oai:agi.repo.nii.ac.jp:00000227, author = {岸本, 千佳司 and Kishimoto, Chikashi}, month = {Mar}, note = {本報告書は,公益財団法人アジア成長研究所(AGI)の研究プロジェクト「中華系企業の創業・発展・継続-起業環境と企業の永続性-」(2015 年度実施)の成果である。本プロジェクトでは,中華系(台湾)企業の創業・発展・盛衰に注目する。このうち起業(創業)環境に注目するのは,近年,IPO 件数や資金調達額でみる限り北米と並び中国大陸・台湾を含む大中華圏が世界のベンチャー活動の中心地となってきており,中華系企業の成長性の高さという評価については,起業活動の活発さ(およびそれを支える政策・制度・文化)もその重要な構成要素とみなされるためである。次に,企業の発展・盛衰に着目するのは,中華系企業の中には,一時的に急成長し注目を集めるもののそれが長くは続かない事例も多く,近年,「永続経営」への関心が高まっていることを踏まえている。特定の業界の競争環境と主要企業の成長戦略がどのように企業の盛衰に影響しているのか,長期にわたり優れた業績を維持できる企業と一時的な高度成長の後衰退する企業とではどのような違いがあるのか,に注目がなされる。 今年度の報告書は,2 章から構成される。第 1 章は「台湾におけるベンチャー支援エコシステム-創業促進策とインキュベーションセンターの活動を中心に-」と題する。台湾におけるベンチャー支援のエコシステム,とりわけ,起業家予備軍・初期起業家への基礎的な奨励・支援策,および大学等と連携して初期起業家を入居させその事業化を支援する施設であるインキュベーションセンターの活動に焦点をあてる。第 2 章は「台湾 IC 設計業の発展と主要企業の盛衰」で,台湾の IC(集積回路)産業の中でも設計業をケースとして取り上げ,その発展動向を概観した上で,主要企業の成長戦略を検討し,その盛衰を左右する要因を分析する。 本プロジェクトの実施にあたって,各章で言及した企業や専門家,行政・支援機関の関係者の方々に多大なご協力をいただいた。また,当研究所事務局職員からもプロジェクトの運営に関して継続的な協力を得た。ここに記して,深甚なる感謝の意を表したい。}, title = {中華系企業の創業・発展・継続 -起業環境と企業の永続性-}, year = {2016}, yomi = {キシモト, チカシ} }