@techreport{oai:agi.repo.nii.ac.jp:02000070, author = {岸本, 千佳司 and Kishimoto, Chikashi}, month = {Mar}, note = {本研究は,台湾の代表的スタートアップ・アクセラレータの 1 つである「Garage+」(ガレージプラス)の事例研究である。Garage+およびその母体である「時代基金會(Epoch Foundation)」(以下,基金會と略記)の事業に付随したコミュニティーの形成促進とその相乗効果を活かした経営実態の解明を目的とする。基金會(1991 年創設)は,当初,台湾大企業と MIT との国際産学連携の橋渡しをすることを主目的としたが,やがて若手人材育成(Epoch School,1998 年~),そしてスタートアップ育成(Garage+,2008 年~)へと事業内容を拡大していった。これら 3 事業は各々,それに付随したコミュニティーを派生させた。つまり,台湾の主要企業・経済人のコミュニティー,Epoch School のプログラム卒業生の校友コミュニティー(後年 Epoch Family として公式化),Garage+関連スタートアップのコミュニティーである。とりわけ,Epoch School/Epoch Family は,同窓会的繋がりを基盤に,現在までに若手およびシニアの優良人材(国内外大企業のハイレベルのマネジャーや創業者,投資家,大学教授等を含む)の密接かつ大規模(3,000 名超)な協力ネットワークを形成している。 Garage+も元々は校友が創業したスタートアップの支援を目的に設立されたものである(その後,育成対象を拡大)。本研究では,基金會のコミュニティー・ベースの発展メカニズム,すなわち,これら 3 つのコミュニティーが部分的に重複し相乗効果を発揮している様を分析する。また,Epoch School/Epoch Family の同窓会的紐帯が一種のコミュニティー・キャピタルを醸成し,それをベースに Garage+のアクセラレータ運営もなされており,その手厚い支援と優良な成績に繋がっていることを解明する。}, title = {コミュニティー・ベースのアクセラレータ運営 -台湾のEpoch Foundation/Garage+の事例研究-}, year = {2023}, yomi = {キシモト, チカシ} }